ふと気づけば秋。紅葉。うろこ雲。キンモクセイのかほり。そして寒気を裂くような隣家のおじさんの連発くしゃみ……。お久しぶりです。物欲乙女23歳マキヲです。季節は移ろいゆくのに、私といえば相も変わらず「テレビない・洗濯機ない・炊飯器ない・掃除機ない」の“ないない暮らし”を続けております。もはや電化製品購入のタイミングがわかりません。とはいえ、結局映画が観たくなって、DVDを観るために友人宅に通う日々。そろそろ愛想もつかされそうです……。 そんなある日、編集部から手渡されたDVDのパッケージ2種。「発売前のこれを観れ」と。マ「え〜、私DVDプレーヤーどころかテレビすら持ってないから観られないですって」編「よく見なさいよ。DVDに携帯電話で見られるmicroSDカードが付いてるセットなんだから。ところであなたの携帯ワンセグ付いてる?」マ「なんと! 奇跡的なことに付いてました。ただし、一度も使ったことないですけどね!」編「とりあえず携帯の使い方からマスターして、以上!」(ガチャン。ツーツーツー……) 「え〜」とは言いつつもガマンしきれず、さっそくその場で観てみました。というか、ちっちゃ。小指の爪ぐらいの大きさしかない。なに、こんなちっさいのにDVDと同じ本編が入ってるわけ? そしてこの場(会社。しかも仕事中)で観られちゃう、なんていうか、こうイベント感? ……楽しい!(シャチョー、ごめんなさい)。 私のワンセグ携帯はソフトバンクなので、メニュー画面からTVのアイコンをポチッと押し、TVプレイヤーを選択すると、即、再生されました。 肝心の映画のほうは、以前、Blu-ray ディスクで観て涙した『ティンカー・ベル』と、こちらは初となる『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』。2本分持ち歩いても手のひらに収まっちゃいます。こーなったらそこかしこで観てみるしかない(そうか?)。というわけで、観てみました。 画面は小さいけれども、画質はキレイ。小さいBlu-ray ディスクみたいなものでしょうか ふと「なんでDVDとセットで売っているのだろう、同じ内容なのに」と思い、その動機を予想してみました。(予想1)朝、気分をアゲるために『パイレーツ・オブ・カリビアン』を鑑賞したのはいいが、通勤時間が迫ってきてあえなくタイムオーバー。そんな時も電車で続きが観られるため(予想2)DVD鑑賞中にトイレに行きたくなって、しかしどうしても鑑賞という行為を中断することが自分の中で許されず、そのまま続きをトイレで観るため。(予想3)家族たちは『ティンカー・ベル』を居間で仲良く観ているのに、反抗期の自分はその輪に入るのが気まずく、前日に机上からくすねておいたmicroSDをそっとポケットから取り出し、ひとり部屋にこもって『ティンカー・ベル』を観るため。(予想4)携帯で映画を観ている自分を、通りすがりの人に見せつけて自慢できるでしょ。 このような状況に陥ったとき、このセットが役に立つのではないでしょうか。何より、レベルの高いすきま時間の過ごし方ができるようになります。 もうテレビいらないな(笑)。 今回、マキヲが視聴したのは、DVDは家のリビングでじっくり鑑賞、そしてmicroSDは通勤・通学や旅行などの移動中、外出先では子どもと一緒に、お風呂で、キッチンで、ベッドで寝ながらと、生活の様々なシーンでディズニー作品が楽しめるシリーズだ。 『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち DVD+microSDセット』(3,360円)が11月4日、『ティンカー・ベル DVD+microSDセット』(4,935円)が11月18日に発売され、他にも「ボルト」「アラジン」「カーズ」などが続々登場予定となっている。