ニコンイメージングジャパンは、洗練されたデザインのコンパクトデジカメ「COOLPIX S」シリーズの新製品として、タッチパネル採用3.5V型ワイド液晶搭載「COOLPIX S70」と、スタンダードタイプの「COOLPIX S570」を発表。9月より販売する。価格はオープンで予想実売価格は、S70が43,000円前後、S570が25,000円前後。 両製品は、新開発した広角28mm(35mm判換算焦点距離)からの光学5倍ズームを搭載したコンパクトデジタルカメラ。同シリーズの機能として、カメラが最大12人までの顔を自動認識してピント合わせをする「顔認識AF2.0」や、同機能と連動して新たに顔のシミやしわ、肌のくすみなどを滑らかに補正する「美肌効果」を追加。そのほかに、人の顔を認識して笑顔になった瞬間を自動撮影する「笑顔自動シャッター」や、撮影時に目を閉じた人がいる恐れがあることをメッセージで警告する「目つぶり検出」、内蔵フラッシュの赤目軽減自動発光により赤目を軽減し、赤目が発生した場合にカメラが自動で赤目をデジタル修正して記録する「アドバンスト赤目軽減」など備えている。 S70はさらに、手ブレや被写体ブレを抑える5つのブレ補正機能を装備。具体的には、ISO感度を6400まで高めることよってブレを抑えるほか、レンズシフト方式手ブレ補正機能、電子式手ブレ補正機能、モーション検知(カメラが被写体の動きを検知してブレを低減)、BSS(ベストショットセレクター/最大10コマまで連続撮影してもっともブレの少ないシャープな画像をカメラが自動で選んで記録)の5つとなる。 また、S70ではタッチパネル式の3.5V型ワイド有機ELディスプレイを搭載。ほぼすべての操作ボタンをタッチパネルに集約しており、指で画面に軽く触れるだけで、撮影/再生/画像編集操作が可能。ワンタッチでピントと露出を合わせて撮影するタッチシャッター機能や、表示画像を親指と人差し指でつまんだり開いたりするだけで拡大/縮小できる。さらに、有機ELの採用により、暗い場所でも明るい場所でも視認性を高めている。 両製品ともSシリーズの特徴として高いデザイン性を持つ。S70は携帯性に優れた厚さ約20mmのフラットなスリムボディに設計。色・素材・仕上げを総合的にデザインし、2つの異なる色と質感を組み合わせた個性的なライトブラウン/クリスタルレッド/マットブラックをラインアップする。S570は、アルミ合金ボディを採用することでシンプルかつスタイリッシュにデザイン。厚さが21.5mm、重さは約120gとし、ポケットに入り、携帯しやすいサイズとしている。 両製品のおもな仕様は以下のとおり。●COOLPIX S70・有効画素数:1,210万画素・撮影素子:1/2.3型総画素数1,239万画素CCD・光学ズーム:5倍・焦点距離:5〜25mm(35mm判換算28〜140mm相当)・絞り:f/3.9〜5.8・レンズ構成:9群13枚・撮影距離:レンズ前約30cm〜∞(広角側)、約50cm〜∞(望遠側)/マクロモード時約3cm〜∞(ズームの広角側)・ISO感度:80/100/200/400/800/1600/3200/6400・ディスプレイ:3.5V型ワイド有機EL(タッチパネル)・内蔵フラッシュメモリ:20MB・外部対応メディア:SD/SDHCカード・保存形式:静止画/JPEG、動画/AVI、音声/WAV・バッテリ:リチウムイオン充電池・バッテリ寿命:約200コマ・インターフェース:USB/AV出力・本体サイズ:幅96.5×高さ60.5×奥行き20mm・重さ:約140g(バッテリ/SDカード除く)●COOLPIX S570・有効画素数:1,200万画素・撮影素子:1/2.3型総画素数1,239万画素CCD・光学ズーム:5倍・焦点距離:5〜25mm(35mm判換算28〜140mm相当)・絞り:f/2.7〜6.6・レンズ構成:6群7枚・撮影距離:レンズ前約45cm〜∞(広角側)、約70cm〜∞(望遠側)/マクロモード時約3cm〜∞(ズームの広角側)・ISO感度:80/100/200/400/800/1600/3200・液晶ディスプレイ:2.7型・内蔵フラッシュメモリ:47MB・外部対応メディア:SD/SDHCカード・保存形式:静止画/JPEG、動画/AVI、音声/WAV・バッテリ:リチウムイオン充電池・バッテリ寿命:約220コマ・インターフェース:USB/AV出力・本体カラー:シルバー/ピンク・本体サイズ:幅92×高さ56.5×奥行き21.5mm・重さ:約120g(バッテリ/SDカード除く)