CX1シリーズは、CPUにIntel Xeonプロセッサ5500シリーズを搭載し、パフォーマンスの高速化と消費電力の低減を実現するとともに、前世代のデュアルソケットアーキテクチャと比べて3倍以上のメモリ帯域幅を達成したスーパーコンピュータ。今回追加された「Cray CX1-LC」は、LC(Light Configuration)の名が表すとおり、従来の8ノードから4ノードへとブレード数を抑え、CX1の仕様を最小構成にすることで、さらなる低価格化を実現した。電源も1基に限定し、家庭用コンセントでの使用を可能にした。アップグレードキットを購入することで、最大8ノードを利用するフル機能のCX1への拡張も可能。OSはWindows HPC Server 2008またはRed Hat HPC Solutionを搭載する。
Cray CX1-LCの構成例および価格は1ノード構成(Intel Xeon 5500シリーズ2 CPU 8コア、12GB DDR3 Memory、80GB SATA Disk×1)が150万円〜。2ノード構成(Intel Xeon 5500シリーズ4 CPU 16コア、24GB DDR3 Memory:12GB/1ノード、80GB SATA Disk×2)が200万円〜。
《冨岡晶》