まず、ハイパフォーマンスが要求される「制作とキャプチャ」分野には、新たなシリーズとして“Sシリーズ”のラインナップを配置し、今回「Isilon IQ 5400S」を投入する。同社では最も要求の高いトランザクション処理アプリケーション向け、としている。シングルファイルシステムで100万以上のIPOSと30GB/秒を超えるアグリゲーションスループット、15000RPMのSASドライブ、シングルボリューム/シングルファイルシステムで最大518TB(96ノード)までの拡張性を持つ。また、4つのギガビットイーサネット対応フロントエンドネットワーク、InfiniBand対応バックエンドノード間接続、ノードあたり最大16ギガバイトのグローバルコヒーレントキャッシュ(OneFS利用)を搭載する。主な特徴をまとめると以下の通り。
「アーカイブ」には新シリーズとして“NLシリーズ”を投入、「Isilon IQ 36NL」を発表した。コスト効率を求め、大容量のアーカイブを実現する製品する製品で、36TBの物理ストレージを4Uに搭載し、シングルファイルシステムで3.45PBまでの拡張性を持つ。同社では、複数のアーカイブシステムを所有する必要がなくなり、運用コストを改善するとしている。