このシステムは2008年8月、タイ国内で20以上の病院を運営するタイ皇太子病院基金「Crown Prince Hospital Foundation」より受注したもの。タイでは、ブロードバンド通信インフラの普及が進むとともに、WiMAXを活用したワイヤレスブロードバンドインフラへの期待が高まっており、2008年1月には、大手通信事業者を含む12社にWiMAXのトライアル・ライセンスが交付された。一方、大規模サービスとは別に、限られた地域や用途に限定して、WiMAXを活用する動きも出てきており、今回稼働を開始したNECの病院向けWiMAXもその一例となる。