Sun VDIは、ネットワーク上のクライアント端末から、サーバで実行されている仮想デスクトップ環境にアクセスするもので、スマートICカードを端末に差し込むだけで、自分がふだん使っているアプリケーションやデータを利用できる。サーバ側で動作するデスクトップ環境はWindows、Linux、Solairs等をサポートする。
「Sun VDI スタートパック・ミニ」は5端末からスタートする小規模検証セットでSun Ultra 24 ワークステーション(Intel Q8200 2.3GHz Quad Core、250GB 7200rpm SATA HDD、8GB Memory)にSun Ray 2 クライアント(5台)またはSun Ray 270 クライアント(5台)を組み合わせたものとなる。キャンペーン価格(税別)はSun Ray 2端末の場合380,000円、Sun Ray 270端末の場合580,000円。「Sun VDI スタートパック・スタンダード」は25端末〜50端末を処理することができる、本格運用に適した構成。Solarisのみを利用してSun Ray/Secure Global Desktopのフロントエンド専用機に構成することもできる。Sun Fire X2250 サーバ(Intel E5405 2GHz Quad Core x 1、500GB 7200rpm SATA HDD、8GB Memory、DVD-ROMドライブ、エクスプレススライドレール)にSun Ray 2 クライアント(25台)またはSun Ray 270 クライアント(25台)を組み合わせたものとなる。キャンペーン価格はSun Ray 2端末の場合1,360,000円、Sun Ray 270端末の場合2,360,000円。「Sun VDI スタートパック・エンタープライズ」は50端末〜100端末を処理することができる、大規模運用に適した構成。CoolThreads サーバならではの安定した運用性能と省エネルギーが特徴となる。Sun SPARC Enterprise T5120 サーバ(SPARC 8core UltraSPARC T processor × 1、32GB RAM、146GB × 2 SAS HDD)にSun Ray 2 クライアント(50台)またはSun Ray 270 クライアント(50台)を組み合わせたものとなる。キャンペーン価格はSun Ray 2端末の場合、3,060,000円、Sun Ray 270端末の場合5,110,000円。
いずれのパックも必要数のSun VDI Software 2.0 ライセンス、Solaris 10 10/08などのソフトウェア、シンクライアント端末用のIC カードが同梱される。また利用環境に応じて、ディスプレイ無しのSun Ray 2端末、ディスプレイ一体型のSun Ray 270端末を選択することが可能。
《冨岡晶》