米フルーク・ネットワークスは、米Viola Networks(ヴィオラ・ネットワークス)社の主力製品であるVoIP管理用ソリューション「NetAlly(ネットアレイ)」製品とそれに関する特許を含む知的財産権を買収したことを発表した。 「NetAlly」は、VoIPネットワークの品質を評価・測定するためのトータル・マネージメント・ツールで、定常的なVoIP品質の監視に加え、VoIP構築前の事前検証も可能な製品。ネットワーク上に配置されたソフトウェア・エージェント間で測定用のVoIPトラフィックを送受信することで、エンド・トゥ・エンド間のネットワーク品質や、エンド・ユーザが得られる通話品質を測定することができる。稼働中のネットワーク・パフォーマンスの評価だけでなく、シスコのコール・マネージャ(CallManager)やアバイアのコミュニケーション・マネージャ(Communication Manager)」の可視化能力を介したVoIPインフラの監視も可能となる。 フルーク・ネットワークスでは、Viola Netwroks社のNetAllyテクノロジーとプログラム・ソースコードの取得により、VoIP解析に関する製品ラインをさらに拡充し、企業のネットワーク技術者、国内データセンター、ISPに対して、さらに高品質な監視ソリューションを提供する計画だ。さらには、日本市場で提供している「VPM(Visual Perfromance Manager)」をはじめとする自社のネットワーク管理ソリューションにおけるVoIP管理機能強化を進めていくとのこと。