ネットワーク上のストレージをマウントする方法として、「NAS」(Network Attached Storage)と「SAN」(Storage Area Network)の2つの方法がある。NASはWindowsのファイル共有などいわゆる“ファイルサーバ”と呼ばれている方法で身近だ。一方のSANは、サーバとストレージの接続などデータセンタで用いられる方法だ。
metaSANでは、SAN上のボリュームをWindowsのNTFSまたはMac OS XのHFS+のファイルシステムとして扱う。Windowsの標準機能ではHFS+の読み書きができなかったり、Mac OS XはNFTSの読み込みしかできないなど、OSが混在する環境ではファイルシステムの違いが問題になる。しかし、metaSANとmetaLANにはWindows、Mac OS X、Linuxの3つのOSが混在している環境でも利用できるという特徴がある。