デルは8日、インテルの「Core i7 プロセッサー」や「X58 Express チップセット」などの最新テクノロジーを搭載したデスクトップPCとして「XPS 730x」「Studio XPS」の2モデルを発表。12月2日に発売する。基本構成モデルの価格はXPS 730xが300,000円前後、Studio XPSが150,000円前後。 Core i7はハイエンドデスクトップPC向けのCPU。シングルダイのクアッドコアプロセッサーで、トリプルチャネルとDDR3-1066に対応したメモリコントローラを備える。X58はCore i7向けとなるハイエンドチップセット。メモリコントローラ機能非搭載、PCI Express 2.0を最大36レーンサポート、ATI CrossFireに加え新たにNVIDIA SLIを正式対応するなどの特徴を持つ。 両製品は、インテルの最新クアッドコアプロセッサーCore i7とX58 Express チップセットを採用。メモリはDDR2よりも高速なDDR3 を搭載し、同じメモリを3 枚組み合わせたトリプルチャネル構成に対応する。光学ドライブはBlu-ray Discドライブも選択可能。 XPS 730xは、個人向けPC のプレミアムブランド「XPS」シリーズのフラッグシップモデル。CPUは、「Core i7-965 Extreme Edition」のオーバークロック出荷にも対応。グラフィックカードは、「NVIDIA GeForce GTX 280」や「ATI Radeon HD 4870 X2」なども選択でき、NVIDIA SLIやATI CrossFireX に対応した2枚構成にも後日対応する。HDDは、10,000回転の超高速HDD「WD VelociRaptor」を搭載可能。 カラーは、空冷ユニットを搭載したアルミニウムシルバーと、水冷+空冷のハイブリッド冷却システム(H2C冷却システム)を搭載したステルスブルーの2色を用意。ボディはアルミニウム素材を使用し、同シリーズを象徴する前傾姿勢のデザインを継承する。また、オプションで「XPS」の“X”をあしらった「クリアサイドパネル」も用意。 Studio XPSは、OSに64ビット版のWindows Vistaを採用し、メモリを最大24GBまで増設可能。グラフィックカードは、HDMI出力にも対応する高性能なATI Radeon HD 4850/3650/3450を選択できる。また、外部接続HDDとの高速なデータ転送が可能なeSATAを搭載。美しく艶やかなグロスブラック仕上げによるプレミアム感の高い筐体デザインを採用する。 おもな仕様は以下のとおり。●Studio XPS 基本構成OS:Windows Vista Ultimate SP1 64ビット版CPU:Core i7-940メモリ:6GB(トリプルチャネルDDR3-SDRAM)HDD:1TB光学ドライブ:DVDスーパーマルチグラフィック:GeForce GTX 280 1024MBディスプレイ:なし付属品:USBキーボード/マウス本体サイズ:幅356×高さ572×奥行き594mm●Studio XPS 基本構成OS:Windows Vista Home Premium SP1 64ビット版CPU:Core i7-920メモリ:6GB(トリプルチャネルDDR3-SDRAM)HDD:500GB光学ドライブ:DVDスーパーマルチグラフィック:Radeon HD 4850 512MBディスプレイ:なし付属品:USBキーボード/マウス本体サイズ:幅170×高さ362×奥行き435mm