富士通は27日、レイヤー2暗号化機能を搭載したスイッチ「SR-S224CP1」を発売した。価格は190万円(税別)。出荷は12月下旬より開始される。 SR-S224CP1は、企業のネットワーク内を流れるデータをAES方式で暗号化することで、セキュアなデータ通信を実現し、企業内からの情報漏洩を未然に防止できる1Gbps対応スイッチ製品。ネットワーク認証やアクセス制御設定ACLと組み合わせることで、専用装置と比較してより強固で柔軟なシステム構築ができるほか、暗号化プロセッサ「MB86C60」を搭載することで、ハードウェア処理によるレイヤー2ネットワーク区間の1Gbps高速暗号化を低価格で実現している。 基本インターフェイスは100/1000BASE-T or SEP×4(うち2ポートが暗号ポート)、10/100BASE-TX×24。スイッチ容量は12.8Gbps。ネットワーク認証機能、VLAN機能、冗長機能などを備える。 同社では、今後3年間で1,500台の販売を見込んでいる。