アイアイジェイテクノロジー(IIJ-Tech)は23日、インターネットを介した外国為替証拠金取引(FX)を実現する次世代FXシステムを開発中であることを発表した。 プロトタイプはすでに完成しており、2009年3月にASPとしてFXパッケージソフトウェアを完成させ、同年4月より金融機関・FX事業者を対象に提供開始する予定だ。 韓国の金融システム構築において、多くの実績を有するTmaxSoft社のフレームワークとミドルウェアをベースに、IIJ-Techがアプリケーションを開発。フレームワークの活用により、商品や機能追加に伴う開発コストを抑制するという。システム面ではオンメモリDBを採用するとともに、取引における各処理を極力同時並行にて行えるよう設計し処理時間を短縮し、さらに顧客に為替レートなどを配信する際における時間間隔も短縮した。これにより、為替変動リスクやレバレッジリスクをシステム的に低減させ、FXにおいて第一に求められる即時性を実現したとのこと。ハードウェア、OS、ソフトウェアなどの技術要素にはオープン系システムを採用。また、全ての機器を冗長化させて単一障害点をなくしたほか、IIJ-TechのIBPS監視サービスによる、システムの常時稼動監視を活用し、システム障害や通信障害による取引停止のリスクを低減させた。 取引の注文画面はシンプルで、価格チャートを基点とした投資情報をリアルタイムかつ視覚的に確認しながらの発注操作等が可能となっている。 今後IIJ-Techは、この次世代FXシステムをベースに、CFD(差金決済取引)や株式取引など他金融商品のオンラインシステムの開発を積極的に展開していく予定とのこと。
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