「ITpro EXPO 2008 Autumn」のアイシロン・システムズのブースでは、10ギガビットイーサポートを搭載したストレージアクセラレータ「Isilon IQ Accelerator-x」のデモンストレーションを行っている。 デモンストレーションでは、仮想化環境とハイビジョン映像のオンライン編集にIsilon IQ Accelerator-xを用いて高速なスループットをアピールしている。 仮想化技術でのデモンストレーションでは、サーバとストレージを10ギガビットイーサで接続している。これまでサーバとストレージは、4ギガビットのファイバーチャネル、ギガビットイーサによって接続していた。しかし、ストレージの大容量化や仮想化マシンの増大により、サーバとストレージの通信が増え、容量が不足してきた。そこで10ギガビットイーサで接続し容量不足を解消している。 また、ハイビジョン映像のオンライン編集のデモンストレーションも行われている。デモンストレーションでは、1本で170Mbpsから200Mbpsのハイビジョン映像を4本同時にストリーミングで流していた。1ギガビットイーサの場合、ハイビジョン映像のオンライン編集は不可能で、いったんローカルにファイルをコピーして行っていた。しかし、ストレージが10ギガビットイーサに対応することで、編集作業がオンラインで行えるようになった。