パイオニアは11日、同社初のHDD/BDレコーダー「BDR-WD900」(1TB)と「BDR-WD700」(500GB)の2製品を発表。10月上旬に販売する。価格はオープンで予想実売価格は、WD900が280,000円前後、WD700が180,000円前後。 両製品は、パイオニアとして初のHDD/BDレコーダー。大きな特徴は、最新のトランスコーダー「MPEG-4 AVC/H.264」により、ハイビジョン映像(約24Mbps)をDRモード(そのままの画質)で録画した場合と比べて約5倍の長時間録画を可能とした。フルHD(1,980×1,080ピクセル)画質のまま1TBのWD900では最長約450時間、500GBのWD700では最長約220時間を録画できる。また、デジタル放送の音声部分を再圧縮しないため、5.1chサウンドも楽しめる。 チューナーは、地上/BS/110度CSデジタルのダブルチューナーを搭載しており、2番組同時録画が可能。そのほかの機能としては、HDDの録画番組を28分割にインデックス表示し、見たいシーンから再生できる「シーンビュー」機能や、電源待機状態から約0.8秒で使える「クイック起動」、HDDからBDへ録画番組をダビングする際にハイビジョン録画レートを10段階から自動選択するハイビジョンジャスダビング」機能などを搭載するほか、「ダビング10」に対応している。同社製プラズマテレビ「KURO」とHDMI接続することで、双方のリモコン操作を可能とする「KURO LINK」も装備する。 そのほかのおもな仕様は以下のとおり。・記録可能メディア:BD-R(LTH対応)/RE、DVD-R/RW(CPRM対応)/R DL(CPRM対応)・再生可能メディア:BD-R(LTH対応)/RE/Video、DVD-R/-RW/Video/RAM/+R/+RW、CD/-R/-RW・チューナー:地上/BS/110度CSデジタル、地上アナログ・インターフェース:HDMI出力、コンポーネント映像、コンポジット映像、S映像、i.LINK、USB、LAN(100BASE-TX/10BASE-T)など・本体サイズ:幅430×高さ68×奥行き347mm●BDR-WD900・HDD:1TB・重さ:5.3kg●BDR-WD700・HDD:500GB・重さ:5.2kg※初出時において、BDR-WD700のHDD容量に誤りがありました。読者の皆さまおよび関係者の皆さまにお詫びを申し上げるとともに、ここに訂正させていただきます。