NTTドコモがBlackBerryを取り扱うという情報は、川邨氏のもとへは、かなり先行して届いていたという。しかし、日本語OSの問題で実際に使用に耐える状態になるのが遅かったという。HenkelグループのBlackBerry Enterpriseサーバは、ドイツに3台設置してあるとのことだが「ドイツと日本との距離の問題からか、端末をアクティベートする時にエラーが起きやすかった」と、川邨氏は当時を振り返る。BrackBerryのメーカーであるResearch In Motion(RIM)では、このようなケースではローカルにもサーバーを置くことを推奨しているのだが、川邨氏によれば「それは管理上難しかった」という。