データクラフトジャパンは30日に、世界最大の観覧車「シンガポール・フライヤー」に、30分間の乗車中も利用が可能となる無線LANソリューションを導入したと発表した。 「シンガポール・フライヤー」は42階建ての建物に相当する直径150mの車輪で構成されており、全長で165mになる。3階建ての駅舎に建てられており、都心はもちろん、インドネシアのバタム島やビンタン島およびマレーシアのジョホールを含む45km四方が一望できる。 データクラフトが導入した無線スイッチおよびアクセス・ポイントにより、最大784人の乗客が全28基のエアコン装備の観覧車内で、随時情報およびオーディオおよび動画などの娯楽放送を楽しめるとのこと。今回無線LANが導入されたことにより、娯楽、情報および緊急放送に加え、将来的にはデジタル広告・掲示板などのインタラクティブなサービスにも利用可能な通信環境が整ったことになる。 データクラフトジャパン 代表取締役社長の甲斐英隆氏は「超高層でしかも回転し続ける構造物への無線ソリューションの導入を成功させたベンダーはデータクラフトが初めてです。従って、前例がないため、ソリューションの設計、開発および導入をゼロから始めなければなりませんでした。本プロジェクトの成功により、データクラフトの高い技術力およびイノベーション能力が証明されました。今後、同様のプロジェクトの模範ともなる画期的な本プロジェクトを成功することができたことを光栄に思っています。」とのコメントを寄せている。 なお、この無線LANの導入プロジェクトは、三菱重工業からの委託により、ほぼ1年間を費やして実行されたとのこと。
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