オリンパスは30日、世界初となる全方位の動画撮影が可能なレンズと、同レンズを搭載するCCDカメラの試作機を開発したと発表した。 今回発表された新開発のレンズは、同社が2007年7月に発表した「軸対称自由曲面レンズ」を応用したもので、従来は半球状(水平画角360度/垂直画角45度)だった撮影範囲を全球状(水平画角360度/垂直画角180度)に改良。レンズはガラス製で、直径約3cmの円柱形とした。このレンズによって、あらゆる方向から写り込む物体を撮影することが可能となるという。同社では今後、監視カメラなどへの応用を視野に入れた技術開発に取り組む予定としている。