NECは25日より、ファクトリコンピュータ「FC98-NXシリーズ」の新製品として、現行機と同じ筐体サイズを継承しながら、シリーズ最高速となるファクトリコンピュータの新製品「S16W」8モデルの販売を開始した。8月29日から出荷開始の予定。 CPUにQuad-CoreインテルXeonプロセッサーL5318(1.60GHz)を搭載したほか、チップセットにインテル5100を採用し、マルチタスク環境やバックグラウンド処理などCPUにかかる負荷が大きい場面でも、快適な操作環境を実現したとのこと。グラッフィックスボード搭載モデルではPCI-Express x16対応の高速グラフィックスボードを採用した。また最大4GBのメモリが搭載可能で、大容量動画の転送・再生や、多くのサーバとの通信もスムーズに行えるという。ファクトリコンピュータとしても、環境条件(温度、電源ノイズ、振動など)の厳しい場所での使用や24時間連続稼動などを保証するほか、製品保守についても、供給期間が5年間、保守期間が標準で生産終了後7年間、オプション利用時で生産終了後10年間と長期にわたってサポートを行うとのこと。 固定ディスクドライブは320GB(SATA)と160GB(SATA)の2種類を用意。さらに、5型のドライブベイに3台目として固定ディスクドライブを増設可能となっている。拡張インターフェイスにはPCI-Express(×8)スロット、PCIスロット(32bit/33MHz)を装備する。グラフィックスボード非搭載モデルではPCI-Express(×16)スロットも拡張スロットとして利用可能となっている。 価格は、FC-S16W/SB0Z4Z(OS未添付、HDD未搭載、グラフィックスボード非搭載)で税別43万8千円。FC-S16W/SX2Z4A(Windows XP Professional 日本語版プリインストール、HDD160GB×2 ミラーリング機能搭載、グラフィックスボード搭載)で68万8千円など。 NECでは、今後1年間で合計3,000台の発売を見込んでいるとのこと。