ケーブルテレビショー 2008では、古河電気工業はブースにて京セラとともに進めている「iBurst」をアピールしている。 iBurstは米ArrayCommが提唱している無線技術。基地局から端末に向けて強い電波を送信できる「アダプティブアレイアンテナ」などの技術を採用し、5MHzの帯域幅でもサービスが提供できるのが特徴。担当者は、GSMのガードバンドでもサービスを提供できると自信を見せる。基地局は、最大で下り24Mbps/上り8Mbpsに対応。端末は最大で下り2Mbpsと1Mbpsのものを用意している。 今のところiBurstは、11か国で商用サービスを提供しており、10か国以上で検討が進んでいる。6月17日には、IEEEにて「IEEE 802.20」として承認され、世界標準としてお墨付きを得た。 国内では、アイピーモバイルが取得したものの自己破産により開いた2010MHz〜2025MHz(帯域幅15MHz)でのサービスを目指す。現在は、総務省や情報通信審議会などで技術的要件を検討している最中だ。