独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は18日に、ウェブサイト運営上の事件を体験的に学習できるソフトウェア「安全なウェブサイト運営入門—7つの事件を体験し、ウェブサイトを守り抜け!—」を公開した。 「安全なウェブサイト運営入門」は、ウェブサイトの脆弱性による被害を中心とした7つの具体的な事件を題材に、ロールプレイング形式で体験的に学習できるゲーム感覚のソフトウェア。事件や事故が発生した場合の被害を理解し、事前対策の必要性を学ぶことができるということで、「電子メールの誤送信」「クロスサイト・スクリプティング」「SSL(Secure Socket Layer)サーバ証明書の期限切れ」「ウイルス感染」「サービス運用妨害 (DoS: Denial of Service)」「セッション管理の不備」「SQL(Structured Query Language)インジェクション」の7つが題材となっている。 IPAでは、「組織のウェブサイト運営者、情報システム担当者、セキュリティ担当者、また一般利用者等に広く活用され、それぞれの情報セキュリティに関する意識、知識の底上げにつながることを期待する」としている。 動作環境はWindows XP SP2 または Windows Vista、1.3GHz以上のCPU、メモリ512MB以上、300MB以上の空き容量のあるHDD、Microsoft DirectX 3 以降、Adobe Flash Player 8 以降が必要となる。