日本アバイアは11日、ユニファイド・コミュニケーションの新製品として、さまざまなアプリケーションのプレゼンス情報を統合する「Avaya Intelligence Presence Server」ならびに対応クライアント・アプリケーション2種を発表した。 「Avaya Intelligence Presence Server」では、インスタントメッセージ(IM)、ソフトフォン、携帯電話網、GPSなどのプレゼンス情報を統合することで、場所・時間・ネットワークの種類・プラットフォーム・チャンネル・デバイスにかかわらずリアルタイムなコミュニケーションを可能とするもの。 従来のプレゼンス情報の表示では、ベンダーごとに異なるプロトコルが使用されているため、統合的に管理することが不可能だった。「Avaya Intelligence Presence Server」では、アバイアに加えてマイクロソフト、IBMをはじめとする複数のベンダーのプレゼンス情報を集約し、業界標準のプロトコルであるSIP/SIMPLE (Session Initiation Protocol for Instant Messaging and Presence Leveraging Extensions)とXMPP(eXnsible Messaging and Presence Protocol)などを利用し、マルチプロトコル対応のJabber Extensible Communications Platform(Jabber XCP)をベースに開発された。 これにより、企業は、従業員の状態を的確に把握し、関係者や業務アプリケーションにその情報を提供することで、業務効率を向上できるとのこと。 また同サーバに対応するクライアント・アプリケーションとしては、ビデオ機能を持つ高機能ソフトフォン・アプリケーション「Avaya one-X Communicator」、プレゼンス機能を持つWebブラウザベースのシンクライアント型ソフトフォン「Avaya one-X Portal 1.1」の2種が発表された。提供開始は2008年後半の予定。 なお他社クライアントとしては、Microsoft Office Communicatorのプレゼンス情報を統合する予定となっている。