この端末は、W-ZERO3の後継機にあたるものだが、ユーザーインターフェイスなど工夫し、ビジネスユーザー以外にも使いやすくすることを目指している。発表会では、新しいネットワークサービスとともに、この端末が目指す未来を映像化したものを上映していた。
たとえば、カーナビ機能や渋滞情報も、定点カメラの映像と連動することで、リアルタイムの道路状況を確認したりといった具合だ。高画質の動画生中継などもウィルコムが進める次世代PHSなら可能かもしれない。また、16万局にも及ぶというマイクロセルネットワークの基地局によって定点カメラの設置条件も幅が広がる可能性がある。
また、動画配信の応用範囲は、PC、携帯、テレビといった番組視聴だけでなく、屋外広告やマルチスクリーン、デジタルサイネージなどにも広がっている。これらのプラットフォームも通信キャリアが狙っている市場でもある。
※ビデオ撮影:安達崇徳