日本電気は22日、同社のフォールトトレラント・サーバ「Express5800/ftサーバ」の新製品として、クアッドコアインテルXeonプロセッサーを搭載したミドルレンジモデル「Express5800/320Fd-MR」、およびローエンドモデル「Express5800/320Fd-LR」を発表した。 価格は、Express5800/320Fd-MRのWindowsモデル/32bit、64bitがいずれも216万円から、Express5800/320Fd-LRのWindowsモデル/32bitが138万円から。出荷は、Express5800/320Fd-MRのWindowsモデル/32bitとExpress5800/320Fd-LRのWindowsモデル/32bitが6月10日、Express5800/320Fd-MRのWindowsモデル/64bitが7月7日に開始される予定だ。 今回発表された3製品は、クアッドコアインテルXeonプロセッサーを搭載することで処理性能を従来モデルとなるExpress5800/320Fc-MRと比較して、処理性能を約20%向上させたのが特徴だ。また、二重化制御チップ「GeminiEngine」によって各コンポーネントの二重化制御が行われるため、CPUの性能を損なうことなく使用できるほか、ストレージ接続パスを含めた二重化も可能だ。 このほか、オプション機能「Active Upgrade」を追加し、フォールトトレラント・サーバの二重化されたコンポーネントの片方を個別に動作させ、片方ごとにセキュリティパッチや修正プログラムを適用させることにより、システムの再起動を不要としている。