パイオニアと松下電器産業は24日、両社のプラズマディスプレイパネル(PDP)事業の強化、発展を目的に包括的な提携を行うことで、本日基本合意したと発表。同パネルの製造から撤退を表明していたパイオニアは、松下からその供給を受けることが決まったことになる。 提携のおもな内容は、PDPパネル・モジュールに関する新規開発と、生産・供給に関してで、詳細は今後検討し、5月に「PDP事業に関する業務提携契約」を締結するという。今回の基本合意により、パイオニアのKUROの「高発光効率化技術」「高コントラスト化技術」「パネル超薄型化技術」などと、松下がVIERAの進化系「Neo PDP」として開発した「高効率化技術」を融合することで大きなシナジーが創出できると説明。 同パネル・モジュールは松下が主体となって開発し、生産も松下が行う。来秋にパイオニアより発売するPDP製品に搭載できるように供給を開始する予定。