米セールスフォース・ドットコムは14日、米Googleとのアライアンスに関して「Salesforce for Google Apps」を発表したが、これをうけて17日都内で記者発表を行った。米セールスフォース・ドットコムのマーケティング、アプリケーション、教育統括責任者であるジョージ・フー(George Hu)氏は、今回のアライアンスについて「セールスフォース・ドットコムもGoogleも共有したビジョンをもっている。このビジョンというのは、ソフトウェアの終焉だ。(今回のアライアンスにより)一般の消費者がインターネットに精通していったように、それがビジネスの世界でも可能になる」と話し、共有のインフラ、ユーティリティーが一元化されたプロバイダーによって管理されることで、企業は事業のコア部分により注力できるようになるとアピールした。また、2社のアプリケーションを融合することによって、ビジネスユーザーの時間を効率化することができると強調。オラクルやSAPに依存していた時代は終わり、マイクロソフトのパッチにわずらわされることもなくなると話した。
2008年夏には、「Salesforce for Google Apps, Supported」を開始する。オプションで、セールスフォース・ドットコムから、Google Premier製品を購入可能になり、エンドユーザーのサポートはセールスフォース・ドットコムが行い、請求とプロビジョニングも一元管理する。料金は1,260円/月(現在のレートで換算)。
《RBB TODAY》