NTTドコモは18日、法人企業様向けに、Windows Mobile 6搭載FOMA端末に対してさまざまなセキュリティポリシーを対応できる総合的な「携帯電話管理システム」を開発したことを発表した。 メールなどの接続設定や業務アプリケーションの一括インストールなどの管理を行えるほか、多様なセキュリティポリシーに対応した各種デバイス機能の利用制限、情報漏洩防止に向けた端末状態の監視、紛失時の端末ロック・データ削除など、遠隔からのカスタマイズが可能となる。また携帯電話網だけではなく無線LANを利用した監視制御も可能で、さまざまな業務シーンに対応できるとしている。 具体的に遠隔設定・状態取得が可能なのは、メール設定・Bookmark設定・ActiveSync(電話帳などの同期機能)設定、メモリ残量、電池残量、起動中のアプリケーションなどの情報、各種デバイスの制限(カメラ、microSDTM、USB、赤外線、Bluetooth、FOMAカードへの電話帳書込み)、ローカルロック設定、ロック設定状況の取得、携帯電話紛失時の対応(ロック、初期化)、携帯電話パスワード一定回数誤入力によるデータ削除、未許可アプリ定期監視などとなる。 現在ドコモでは、Windowsケータイ「F1100」を使い、複数の法人企業に一定期間利用してもらう試行トライアルの実施を予定しているとのこと。
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