ぽんこつは14日より、ブラウザ・オーバーレイ技術「Nayuta」サービスの試験運営を開始した。 「Nayuta」は、自分が見ているウェブページ上で直接指定した部分を切り出しクリップを作成したり、ウェブページ上の任意の場所にメモを貼り付けることができるサービス。切り取ったクリップや作成したメモは、共有したり、ブログ上に貼り付けたりすることもできる。技術的には、表示されたウェブページとユーザのデスクトップスクリーンとの間に仮想的な中間レイヤーを生成し、そのレイヤー上にオブジェクトを挿入することで、さまざまな機能を提供している。ソーシャルブックマークなどと比較すると、画像やリンクを手軽に抽出することが可能で、内容が非常にわかりやすいブックマーク情報の提供が可能となるとのこと。 利用にはNayutaツールバーのインストールが必要で、Internet Explorerにのみ対応する。インストールを行うことでPCおよびユーザに固有なIDを自動生成して認証するため、パスワードやメールアドレスの登録を行わずに利用することができる。 なお本プロジェクトは、2006年度下期 未踏ソフトウェア創造事業に採択され、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の援助を受けて発足した。