日本電気は11日、通信事業者向けにEnd-to-EndのIPTVソリューションや映像配信システムを提供し、海外へも事業進出するIPTV事業に本格参入すると発表した。 今回の発表により、同社はネットワーク基盤から配信サーバ/宅内端末まで、フルライン/フルレイヤの同社製品群を用いたEnd-to-EndのIPTVソリューションを提供し、通信事業者やユーザの求めるサービス品質制御(QoS)/ユーザ体感品質(QoE)、高度なセキュリティ保証による高品質かつ快適な双方向サービスの実現を目指すほか、IPTVソリューションの中核システムである映像配信システム(VoDサーバ)「NC7500-VD」を4月に発売することとなる。また、香港やタイのIPTV商用サービスで実績を持つCASCADE製ミドルウェア「QualiTVision」を導入してタイムシフト、ネットワークPVR、双方向サービスなどの映像ソリューションを実現する。 同社では、2010年度に500億円の売り上げ規模を見込んでいる。