松下電器産業は19日、同社製造の液晶テレビ「TH-20LA20」で、電解コンデンサ不具合が原因で蒸気が発生し、「発煙」と間違われた案件が5件あると発表。2004年1月から2005年10月までの期間に製造した6モデルを無償で点検および部品交換する。対象台数は59,194台。 これまでに、「TH-20LA20」で、電源回路に使用されている電解コンデンサ内の安全弁が作動することで蒸気が発生し、ユーザーが「発煙」と認識し、公的機関に連絡したケースが5件発生。 これに対し、「一部の電解コンデンサの製造上の不具合によりまれに発生するもので、電源回路の保護回路が働いてテレビの電源が切断されるため、発煙、発火など安全上の問題はない」と同社は説明。しかし、当該機種を含めた20型液晶テレビ計6モデルの全数を対象に、無償で点検と部品交換を行うという。