「ATOK presents 第三回 全国一斉!日本語テスト」を実施中のジャストシステムが、受験者に「口説き力のある」と思うタレントをアンケート。1位は島田紳助、2位明石家さんまだった。 「全国一斉!日本語テスト」では、言葉を正しく使いこなせる力と、最適な言葉を選ぶ力を「口説き力」と定義。「日本語力テスト」(全10問、監修:鳥飼浩二/「明鏡国語辞典」編集委員)と性格診断テスト(全10問)により、自分の「口説き力」のレベルや傾向を知ることができるようになっている。ジャストシステムでは、1月30日までに同テストを受験した受験者へ、実際に「口説き力のある」と思うタレントと、その理由について合わせて質問した(有効回答数2万8,483回答)。「口説き力」と言っても、女性を口説くことではないことに留意。 結果は1位が島田紳助、2位に明石家さんま、3位タモリと、テレビのクイズ番組やトーク番組で活躍中のタレントが上位を占めた。■口説き力のあると思うタレント1位 島田紳助 4069票2位 明石家さんま 2321票3位 タモリ 1268票4位 石田純一 1084票5位 星野仙一 1007票6位 北野武 979票7位 小泉純一郎 867票8位 所ジョージ 846票9位 みのもんた 836票10位 田村淳 797票 選出理由として、1位の島田紳助と2位の明石家さんまともともに、「臨機応変で、柔軟性に富んでいそうだから」が多くの票数を獲得。また、「表現が豊かで内容にエンターテイメント性がありそうだから」という選出理由も、島田紳助が1,378票、続いて、明石家さんまも1,139票と高得票だった。島田紳助がこれほど多くの票数を獲得したのには、テレビでみせる、政治家や弁護士などさまざまな論客を相手にその魅力を引き出す柔軟な話術、そして論理的な会話が評価されていることが大きな要因と推察される。3位のタモリは、番組MCとしての柔軟な話術、豊かな表現力に加えて、最近では「日本語」をテーマとする番組へも出演していることが、選出理由に大きく影響していると考えられる。 5位には星野仙一、7位には小泉純一郎がそれぞれ選ばれたが、彼らの選出理由としては、「言葉に情熱がこもってそうだから」が最も大きな割合となった。特に星野仙一は、選出理由の実に86%以上を占め、野球監督として見せる、彼のイメージに合った結果となっている。 アンケートでは、同時に「ビジネスシーンにおいて、あなたがもっとも文章を書くときに苦労するのは」との質問も用意。「お詫び文」が27.9%でトップ、続いて「企画書」(15.6%)、「依頼文」(12.0%)、「謝礼文」(11.2%)、「報告書」(10.3%)が上位を占めた。ビジネス文書の中で、企画書など創意工夫を要するものよりも、礼節が重要なお詫び文について、苦手意識が強いことがわかった。一方で社内的なお詫び文書である「始末書」は5.3%にとどまり、頻度の問題もあるが意外な低率だった。