「CESにASUSが新型Eee PCを出すかも?」というという噂話を聞いたので、これを確認してみることにした。Eee PCは来月にも日本市場でデビューするという話のマシンで超低コスト($299〜)、軽量(920g)が特徴になっている。ただし、液晶が小さく(7inch:800×480)、SSDも少なめ(モデルにより2/4/8GB)、CPUパワーも低い(CeleronM)。筆者は先月Eee PCを買いに台湾に行った。新型は液晶が大きくなり、CPUも45nm Silverthorneという噂で大いに興味を引かれた。 ラスベガスに到着してASUSサイトをチェックするとそれらしい製品がCESに出るとプレスリリースが出ている。機種名は「ASUS U2E」。リリースによれば2ポンドで、11インチLEDバックライト液晶、32GBのSSDを搭載しているという。これはすごそうだ。 とはいうもののASUSの展示はいわゆる展示会場の展示ではなく、商談スペースの中に設けられているので予約を入れなければいけない。早速ウェブから予約依頼を入れ、すぐに「返事するから」の自動応対を見たので安心していたが返事が来ないのでスペースに急襲することにした。 「U2Eを見せて欲しい」と依頼するとすぐに快諾されて、現物とお目見えした。2.87ポンド(1300g)で11インチLEDバックライト液晶(WXGA:1366×768)で、CPUはCore2Duo U7500、メモリ1GB。これは十分普通の軽量PCだ。光学ドライブと指紋センサーもついており、デモ機のOSはWindows Vista、1.8inchのHDDとスペック表には書かれている。え?HDD?? たしかに32GBではVistaを入れるのは苦しそうだ。 とどめに価格を尋ねたところ、米国価格は$2199。対してEee PCは標準的な4GBモデルが$399。ということでEee PCとはまったく異なるわけで噂に振り回されたわけだ。ただ、最近のASUSでよくあるシャープなデザインであり、これは悪くない。実際ゲイツの基調講演でもASUSのノートパソコンが取り上げられており、MSブースでの「PCファッションショー」でもASUSのノートパソコンがステージに出ている。