クリスマスシーズンに、イルミネーションやライトアップを楽しむのもよいが、世界初のハイビジョン月面映像で冬の夜空に思いを馳せるのはどうだろうか。 JAXA(宇宙航空研究開発機構)では、月探査衛星「かぐや」によって撮影された世界初のハイビジョン映像を上映している施設名、イベント名を公表している。この時期、「かぐや」が撮影したハイビジョン映像が見られる施設等は以下のとおりだ。・情報センター JAXA i・JAXA相模原キャンパス(相模原)・エコプロダクツ2007 JAXAブース 2月13日(木)〜15日(土)・iEXPO2007 NECブース 12月5日(水)〜7日(金)・ソニーエクスプローラーサイエンス(加藤學かぐやサイエンスマネージャー講演) 12月23日(日) このうち、東京丸の内オアゾにある情報センター JAXA iとJAXA相模原キャンパスは再生機、ディスプレイともにハイビジョン対応の完全なものだ。相模原キャンパスでは2台のモニターで上映しているが、完全ハイビジョンのものは1台だそうだ。また、日本科学未来館でも完全ハイビジョンによる上映が行われていたが、12月3日で終了したそうだ。 iEXPO2007はNECを中心とした企業向けの展示イベントだが、ここに試験用につくられた「かぐや」の実物が展示されるほか、ハイビジョン映像の上映も予定されている。実物の大きさや細部とともに月面映像も要チェックだ。 ソニーの講演会は、小惑星探査の「はやぶさ」のメンバーでもあり、「かぐや」のX線分光器を担当する加藤氏によるものだ。 JAXAは、このほか全国の博物館、プラネタリウムでハイビジョン映像の公開を計画している。アナログ地上波+ハイビジョンTVとは違った、完全ハイビジョン映像を楽しみたいなら、上記施設やJAXAのホームページを要チェックだ。