NTT西日本は2日、同社サービスエリア内において、同社を騙って電話で「払いすぎた電話料金を返還する」などと言葉巧みにATMへ誘導し、現金を振込ませる詐欺事件が10月に発生したと発表した。 発表によると、2006年12月以降実害はないものの同様のケースが断続的に発生しているため、同社ホームページや請求書に同封するお知らせ冊子「ハローインフォメーション」にて注意を促していた。今回の実害発生を受けて、今後もユーザーへの注意喚起を継続するとしている。 なお、同社では過払い金返還が発生した場合、ユーザー個別に返還方法を確認した上で次回以降の電話料金から減算、指定口座への振り込み、または現金書留による返金のいずれかの方法で料金返還を行っている。 NTT西日本によれば、判明している被害は、9月末から10月にかけて5件。うち1件の被害金額は150万円で、このほか50万円の被害が2件確認できている。