キヤノンは20日、デジタル一眼レフカメラの新製品として、プロ向けモデル「EOS-1Ds Mark III」と、ハイアマチュア向けモデル「EOS 40D」を発表。EOS-1Ds Mark IIIは11月下旬発売で、予想実売価格は890,000円。EOS 40Dは8月31日発売で、予想実売価格は148,000円。
EOS-1Ds Mark IIIは、2004年発売の「EOS-1Ds Mark II」の後継モデルにあたるプロ向けのデジタル一眼レフカメラ。2,110万画素で35mmフルサイズのCMOSセンサーを搭載し、大判プリントを前提とする商業写真にも対応するとともに、トリミングの自由度も広がるとしている。ISO感度は100〜1,600まで常用設定が可能。低ノイズ化と豊かな階調による高画質化を実現している。
EOS 40Dは、2006年発売の「EOS 30D」の後継モデルにあたるハイアマチュア向けのデジタル一眼レフカメラ。1,010万画素のCMOSセンサーと、映像エンジン「DIGIC III」を搭載している。また、ISO感度100〜1,600に対応し、ノイズの少ない優れた画質を提供するとしている。連写性能としては約6.5コマ/秒で約75枚の連続撮影が可能。また、全点で高精度なクロス測距を行う9点AFを採用するなど、基本性能を向上させている。
記録メディアはコンパクトフラッシュ/マイクロドライブに対応。ファインダー方式はペンタプリズム使用のアイレベル式で、50mmレンズ使用時の倍率は0.95倍。アイポイントは22mm。シャッターの形式は電子制御式・フォーカルプレーンシャッターで、最高速度は1/8,000秒。本体サイズは幅145.5×高さ107.8×奥行き73.5mm。重さは740g。なお、「EF-S18-55 IS」とのレンズキットが9月下旬に、「EF-S17-85 IS U」とのレンズキットが8月31日に発売される。予想実売価格はそれぞれ168,000円、198,000円。
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