キヤノンは20日、同社製コンパクトデジタルカメラ「IXY DIGITAL」シリーズの新ラインアップとして、有効1,210万画素CCDを搭載する同シリーズのフラッグシップモデル「IXY DIGITAL 2000 IS」および、広角28mmからのズームレンズおよび3型液晶ディスプレイを搭載したモデル「IXY DIGITAL 910 IS」を発表した。いずれも価格はオープンで、予想実売価格は2000 ISが50,000円で、9月下旬発売。910 ISは47,000円で、9月上旬発売。
IXY DIGITAL 2000 ISは2006年10月に発売された「IXY DIGITAL 1000」の後継機種で、新設計の3.7倍光学ズームレンズと有効1,210万画素の1/1.7型CCDを搭載する同シリーズのフラッグシップモデル。ボディ外装には従来機同様、強度に優れ錆びにくいなどの特性を備えるという純チタン素材や、連続曲面でボディを構成する「Curvature Design」を採用し、高級感のあるデザインとした。機能面では新たにレンズシフト式手ブレ補正機構「IS」(Image Stabilizer)を搭載している。また、液晶ディスプレイには広色域・広視野角などの特性を備えるという同社独自の2.5型「クリアライブ液晶」を搭載。パネル表面には反射光・キズ・汚れ対策を施した保護カバーを採用する。
IXY DIGITAL 910 ISは2006年10月に発売された「IXY DIGITAL 900 IS」の後継機種で、広角28mm(35mmフィルム換算)相当のレンズシフト式手ブレ補正機構付き光学3.8倍ズームレンズを継承しつつ、有効800万画素の1/2.5型CCDを搭載するモデル。従来機では2.5型だった液晶ディスプレイを3型へと拡大したほか、広色域・広視野角のクリアライブ液晶へ変更。なお、液晶ディスプレイの大型化に伴い、光学式ファインダーは省略している。