NECは8日、台湾北部の花蓮市において、家電・LCDの製造販売・ISP事業などを手がける台湾・大同有限公司と共同で、モバイルWiMAX(16e)のトライアルを本格的に開始したと発表した。 同トライアルは、2007年1月にNECが大同よりWiMAXトライアルシステムを受注し、そののち、両社共同で観光行政サービス、および医療行政サービスをWiMAXで提供する準備を重ねてきた。1ユーザーあたり6Mbpsのスループットを実現し、基地局間のハンドオーバーや車載走行時の安定性も確認されている。なお、大同はWiMAXの事業用ライセンスを6月に正式取得する予定だ。 NECでは、今度大同が花蓮市で展開する商用システムの導入にくわえ、他地域でのWiMAXシステム納入を目指すとした。