米Adobe Systemsは26日(米国時間)、Adobe Flexのソースコードをオープンソース化し、Mozilla Public License(MPL)に基づいてAdobe Flex SDKと各種技術資料を公開すると発表した。オープンソース版Flexは2007年後半に予定されている。 今回のFlexのオープンソース化は、同社によるオープンテクノロジへの取り組みの一環として行われたもの。このほか、Mozilla FoundationへのAction Script Virtual Machineソースコードの提供や「Apollo」プロジェクトでのWebKitエンジンの使用、ISO標準化を目指すPDF 1.7の譲渡などが実施された。 Adobe Flex SDKには、Flexフレームワークを構成するMXMLコンパイラとActionScript 3.0ライブラリなどが含まれている。また、すべてのソースコードが無償で提供されるほか、開発者はFlexコンパイラ、コンポーネント、およびアプリケーションフレームワークのソースコードを自由にダウンロードして拡張・再提供が可能となる。