Bluetoothの開発と普及を促進する業界団体Bluetooth Special Interest Groupは28日(米国時間)、最新規格となる「Bluetooth Core Specification Version 2.1 + EDR(Enhanced Data Rate)(以下、Bluetooth 2.1 + EDR)」を発表した。
Bluetooth 2.1 + EDRでは、従来、ペアリング作業で必要だったPINコードの入力が省略されて、より簡単に設定や接続ができるようになった。また、セキュリティが強化され、ユーザによる入力を行うことなく16桁英数値と同等の暗号化が行われる。ほか単純ペアリングでは、Man in the Middle攻撃を回避するために、接続シーケンスごとに設定される6桁のパスキーを採用することで、セキュリティが強化される。さらに、2つの機器を近い距離に置くことによって、Near Field Communication(NFC:近距離無線通信規格)を利用した高速ペアリング作業もできる。