住友電気工業は、11月14日の総務省からの形式指定取得をうけて、12月上旬よりビル向け高速PLCモデムの国内販売を開始する。 今回発売されるのは、ヘッドエンド(親機)「PAU2210」とCPE/リピータ(子機)「PTE1310」。スペイン・D2社のPLCチップを搭載し、最大200Mbpsでの通信が可能だ。PAU2210は約1,000台の子機が接続できるほか、PTE1310は長距離通信のためのリピータ(中継機)機能や音声・映像を安定して伝送できるQoS(優先制御)、SNMPやTelnetによる管理機能などを搭載する。 同社では、オフィスビル内のネットワーク構築、ビル・工場・店舗などでのセキュリティカメラの接続、ホテルや両などの各部屋へのネットワーク構築、店舗ビルのPOS端末用のネットワーク構築といった用途を想定している。 なお、2010年までに100億円の売り上げを目指すとしている。