高性能ワイヤレス技術のパイオニアであるAirgo Networks(エアゴーネットワークス)は20日、ワイヤレスジャパン開催中の有明でプレスカンファレンスを行った。 Caton社は、Airgo第3世代にあたるTrue MIMOをSTマイクロエレクトロニクス社のSTx1700リファレンスデザインに組み込んだ。これにより、HDD搭載のベースユニットから最大3台のIPセットトップボックスにワイヤレスで高品質なストリーミング映像を流すことができる。 Airgo NetworksのJohn Quigley技術担当バイスプレジデントは、「家庭内のどこからでも映像を視聴できるようにするには、30m以上、4つの壁を越えても品質劣化なく届くものが必要。True MIMO技術を使えば、MPEG2のストリーミング映像を有線に匹敵するような品質で家の隅々まで届けることができる」と主張する。 さらに、「IPセットトップボックスにTrue MIMOを内蔵するのはなぜか?」という質問には、「内蔵の方が取り扱いが楽で、低コストで提供できるから」という。 今後は、携帯端末や携帯用の民生機器にもTrue MIMOを搭載し市場拡大を図る。