H.264コーデックを自社開発するSentivisionとソニーコミュニケーションネットワーク(SCN)は、Edyによる課金決済に対応したVOD(ビデオ・オン・デマンド)システムを共同開発したと発表した。 ソニー株式会社とビットワレットの協力の下、コンテンツホルダー、機器メーカー、回線事業者などを対象にこのVODシステムを利用した実証実験を4月より6月末まで実施する予定だ。実証実験のコンテンツ提供業者には、SCNのほか、ギャガ・クロスメディア・マーケティング、日本経済新聞、バンダイチャンネル、WOWOWなどが挙げられている。 配信画像のエンコード方式はH.264コーデックを採用。このシステムで利用されるSTB(セットトップボックス)は、600MHz CPUと40GB HDDを搭載した100×100×50mmの小型サイズのものとなる。 SCNは、2006年2月の第三者割当増資によってSentivisionの発行済株式数のうち36.8%を取得し筆頭株主となった。