無線LANモジュールは、多くのノートPCに標準搭載されるようになった。これに続くかのように、「HSDPA」や「EV-DO」など3.5Gの通信モジュールを搭載したノートPCがいくつか発表されている。 まずソニーは、米国の携帯電話事業者であるCingular社のネットワークと同期するWi-Fiモジュールを内蔵した「バイオノート SZシリーズ」を発表。情報家電の総合展示会「2006 International CES」で展示をしている。 レノボは、Cingular社のHSDPAネットワークに接続できるモジュールを内蔵したノートPCの計画を明らかにした。また、ヒューレット・パッカードはVerizon Wirelessの「CDMA2000 1xEV」に対応したモジュールを内蔵したノートPCを発表している。 残念ながら、これらノートPCは米国のサービスに対応したものだ。しかし、CDMA2000 1xEVはKDDIがすでにサービスを開始しており、HSDPAはNTTドコモとボーダフォンの既存事業者に加え、イー・モバイルやBBモバイルなど新規事業者も採用する技術だ。そのため、日本でもこのようなノートPCが販売される可能性がある。