日本電気(NEC)とシスコシステムズは11日、不正PCのアクセス検知領域での協業について合意したと発表した。 今回の協業では、NECの無許可PCによるネットワークへのアクセスを検知・防止するアプライアンス「InterSec/NQ30a」と、シスコが推進する自己防衛型ネットワーク構想のひとつ「Network Admission Control(NAC)ソリューション」を組み合わたアクセス検知システムを提供。 これにより、両社はウイルスの脅威や情報漏えいや、不正PCからのアクセスを防ぎ、強固なネットワークセキュリティ環境が実現可能になるという。 シスコのNAC対応ネットワーク機器では、ウイルス対策が適切に行われていないなど、セキュリティポリシーに満たないPCに対して、隔離・免疫・拒否などのアクセス制限を行える「NAC環境」を構築可能だ。 NECのInterSec/NQ30aは、部外者所有など許可していないPCによる社内のネットワーク接続を検知、防止することが可能になるため、より高いセキュリティのネットワーク環境を容易に実現できるという。 さらに、NECのネットワーク運用管理ソフト「WebSAMNetvisorPro」を用いることにより、InterSec/NQ30aやシスコのネットワーク機器を含めたネットワーク構成全体を監視できるため、運用の効率化も図れるとしている。