Sun Ultra 20 Workstationは、AMD Opteron 100シリーズ・プロセッサを1個搭載するワークステーション。CPUは、144(1.8GHz)、148(2.2GHz)、152(2.6GHz)の3種が採用される。メモリは最大4GB搭載可能。拡張スロットは、PCI-Express x8を1スロット、x1を2スロット、PCIを4スロット備える。ネットワークポートは、Gbit Ethernet×1。ソフトウェア開発環境として、「Sun Studio 10」「Sun Java Studio Creator」「Sun Java Studio Enterprise 7」が標準でバンドルされる。出荷開始は10月上旬で、価格は11万3,000円から。
Sun Fire X4100/X4200は、コード名「Galaxy」として以前から知られていたもの。サンの創業メンバーの一人であるアンディ・ベクトルシャイム氏が開発を手がけている。X4100/X4200は最大で2CPUまで搭載可能なラックマウント型サーバで、デュアルコア版Opteronに対応することで、最大では4コア構成となる。違いは筐体のサイズで、X4100は1U、X4200は2Uとなる。プロセッサは、シングルコアの248(2.2GHz)、252(2.6GHz)、254(2.8GHz)と、デュアルコアの270(2.0GHz)、275(2.2GHz)を採用する。メモリは最大16GB(1プロセッサあたり最大8GB)。GbEポートを4つ備える。
Sun Fire X2100サーバは、コード名「Aquarius」と呼ばれていた製品。シングルプロセッサだが、シングルコア/デュアルコアのAMD Opteron 100シリーズに対応する。採用するCPUは、シングルコアの146(2.0GHz)、148(2.2GHz)、152(2.6GHz)と、デュアルコアの175(2.2GHz)。メモリは最大4GBで、PCI-Expressを1スロット、GbEポートを2つ備える。
なお、今回発表されたワークステーション1機種とサーバ3機種すべてにOSとしてSolaris 10が標準でバンドルされるほか、「Red Hat Enterprise Linux」「SUSE Linux Enterprise Server」に加え、Windows(ワークステーションではXP Professional、サーバでは2003 Server)も公式にサポートされる。
《渡邉利和》