日本電気(NEC)は、赤外線フィルター搭載の42型プラズマディスプレイ「PX-42VM5FJ」を4月25日に発売する。価格はオープンで、実売予想価格は43万〜44万円。 従来のプラズマディスプレイの近くで、マイクなどの赤外線を利用したワイヤレス機器を使用すると、プラズマディスプレイが放射する赤外線が干渉し、音切れやノイズなどが発生していた。 PX-42VM5FJは、赤外線軽減フィルターを搭載することで、プラズマディスプレイから放射される赤外線を軽減させ、赤外線を利用したワイヤレス機器への影響を改善しているのが最大の特徴だ。本機の赤外線量は、従来モデル「PX-42VM5J」と比較して10分の1以下に低減しているという。 そのほかの特徴としては、暗部のディテールを精細にみせる技術「ガンマ-12」により、4,096階調、687億色相当の表現力を持つ。また、フルデジタル信号処理回路「Digital AccuDevice」により、すべての入力信号を間引くことなくサンプリング可能だという。 「Mass Area Superior Sampling Technology」により、入力された信号はすべてプログレッシブ表示できる。正確で鮮明な色再現とピュアな白を実現するCCF(Capsulated Color Filter)方式と正確な赤色や自然な肌色を表現するアキュクリムゾン(AccuCrimson)により鮮明で豊かな色を追求している。 本体サイズは幅1,018×高さ610×奥行き89mm、重さは28.5kg。解像度は853×480ドットで、アスペクト比は16:9。 同社は、本製品を赤外線機器との併用が多いカラオケルーム、学校や大学などの教育施設向けに販売するとしている。