日本放送協会(NHK)は、テレビの共同受信設備に光ファイバーを用いた「小規模光共同受信システム」を開発した。 現在の共同受信システムは、伝送路に同軸ケーブルが用いられている。しかし、雷などの影響を受けやすいうえに、UHF帯を用いる地上デジタル放送がそのまま伝送できないという欠点がある。 光共同受信システムでは光ファイバーを使うことで帯域が広がり、UHF帯の放送もそのまま伝送できる。また、同軸のシステムと比較して、設置される機器が少なくなるため故障も減るとしている。 NHKでは、全国で運営中の共同受信システムの更新に合わせて、光ネットワークに置き換えていく計画だ。