富士写真フイルムは、新開発の1/2.5型有効512万画素CCD「スーパーCCDハニカムV HR」と画像処理チップ「リアルフォトエンジン」を搭載した、ISO800の高感度デジタルカメラ「FinePix Z1」を5月に発売する。カラーバリエーションは、シルバー、ブラック、ブルー、レッドの4色。価格はオープンで、実売予想価格は45,000円前後。 FinePix Z1は、薄さ18.6mmのモノコックデザインを採用したボディに、新開発の屈曲光学式3倍ズームレンズを装備したモデル。液晶ディスプレイは2.5型の大画面で、従来(アクリル製)比35倍のキズがつきにくい強化ガラスを採用しているという。また、3コマ前までに撮影した画像を表示させながら、比較撮影できる「アシストウィンドウ」も搭載した。 高感度撮影がカメラ任せで行える「ナチュラルフォトモード」を使えば、室内や暗いシーンでもフラッシュなしで、自然な美しさを再現できる。さらに、高感度を生かした高速シャッターによる「ブレ軽減プログラム」を新たに搭載している。 レンズはフジノンの光学3倍ズームを採用し、焦点距離は6.1〜18.3mm(画角は35mm判換算の36〜108mmに相当)、開放F値はF3.5〜4.2。撮像感度は、ISO64〜800。 起動時間は0.6秒、シャッタータイムラグ最短0.01秒、撮影間隔は最短約1.1秒となる。 記録メディアはxDピクチャーカード、最大記録画素数は、静止画が2,592×1,944クセル(従来の倍画素記録は廃止されている)、動画が640×480ピクセル。 本体サイズは幅90.0×高さ55.0×奥行き18.6mm、重さは約130g。PCとのインターフェースはUSB2.0を採用する。