富士通は、同社製ADSLモデムを利用中にモデムがハングアップしてしまう問題の確認と対策について発表した。すでに、アッカ・ネットワークスとDIONでは、この問題についての発表がなされており、今回の発表はデベロッパからの正式な対応という形になる。 問題となっているのは、富士通製のADSLモデム「ADSL Modem FC3521RA1」で、インターネットを利用中にいくつかの原因からモデムがハングアップしてしまうという報告が寄せられていた。 富士通ではこの問題について、NATテーブルに関するファームウェアの不具合が原因としており、各事業者のWebサイトを通じて対応済みの新ファームウェア「R2.10.b11」を配布している。ただし、アッカ・ネットワークスとDIONでは、モデムの設定方法が異なるため、ユーザは自分が加入している事業者からファームウェアをダウンロードするよう注意を呼びかけている。 また、R2.10.b11では、不具合の修正に加えて以下の機能も追加されている。・静的IPマスカレードのポート設定で範囲指定をサポート・イーサネットコンフィギュレーション機能を追加し、ブラウザ上の設定画面から100BASE-TX Full/Half、10BASE-T Full/Halfの切替えに対応・キャリアチャートにISDNノイズ、ラジオノイズのサンプルノイズを追加