食品メーカーや食品工場において、虫の混入は致命的にもなりかねない異物混入事故になりうる。
通常の監視カメラシステムでは、カメラ機器などの故障は有人監視時でないと気付くことが難しく、大事な映像データが記録されていないという事態にもなりかねない。そして故障の発見が遅れれば、記録されていない時間も長くなり、大きな痛手となる。
この1週間でお伝えしてきた防犯・セキュリティに関するニュースから多くの読者の関心を集め、特に注目したい記事をランキング形式で紹介する「週刊防犯ニュースTOP5」。今週は、異物混入などを防ぐフードセーフティ関連のニュースが複数ランクインしている。
東京ビッグサイトで30日まで開催された「フードファクトリー2016」のイノベックスブースにて、ダイオ化成とニックスは共同開発した網戸張替え用ネット「虫のイヤがる網」の展示を行った。
飲食店での異物混入はやむを得ない部分もあるが、客との重大なトラブルにもなりかねないだけに店側としてはできる限り発生リスクは減らしておきたい。
食品工場において厳格な衛生管理は必須かつ重要なタスクとなる。しかし、物事に“絶対”がないように、どんなにしっかりとした運用体制を取っていたとしても、思いもよらぬ形で異物混入が起きてしまうこともある。