女優のキム・サランが4年ぶりにテレビ番組に出演し、大胆なコント演技で話題を集めた。
4月30日、キム・サランは自身のインスタグラムを更新。「大変だったけど、すごく楽しかった」とつづり、出演時の写真を公開した。
復帰作となったのは、4月26日に韓国の動画配信サービス「Coupang Play」で配信された『SNL KOREA シーズン7』。およそ4年ぶりとなるテレビ出演で、彼女はこれまでのイメージとは一線を画す“体当たり”の姿を見せた。
キム・サランは2000年の『ミスコリア』で優勝後、女優として活動を開始。ヒョンビンと共演したドラマ『シークレット・ガーデン』や『このろくでもない愛』で注目を集め、2015年の主演作『愛するウンドン』では清純派イメージを確立。2021年の復讐劇『復讐せよ~あなたの恨み晴らします~』ではシリアスな演技にも挑戦し、新境地を切り開いた。
そんな彼女が今回出演したのは、正統派ドラマとは異なるコント番組。番組内では、胸元が大きく開いたホワイトのミニドレス姿で登場し、変わらぬプロポーションと存在感を披露した。観客からの歓声に、「これまであまり活動できなかったのに、たくさんの方が来てくださって本当にありがたい。信じられないし、感謝の気持ちでいっぱいです」と感激をあらわにした。

この日の収録では複数のコントに挑戦。最初のコーナー「若さのサブスタンス」では、美貌とスタイルを武器に男性を誘惑する女性役を熱演。だが「おばさん」と言われショックを受けたキャラクターが、“若返り注射”を繰り返すうちに格闘家・秋山成勲の娘である「チュ・サラン」になってしまうという突飛な展開で、笑いを誘った。ハリウッド映画『ザ・サブスタンス』を連想させる構成でもあった。
続く「伝説のファンミーティング」コーナーでは、自身の20年前のファンミーティングと誕生日パーティーを再現。ファンからの「20年後も独身だったら結婚して」「広告だけじゃなく、作品にも出てね」といった願いに、「それも簡単なことじゃない」と苦笑しながら答えるリアルな一幕も。また、MCのシン・ドンヨプと“同じストローで飲み物を飲む”という、いわゆる“間接キス”を思わせる19禁演出にも挑戦した。
収録後、キム・サランは「コントの演技が難しいことはわかっていたけれど、ここまでとは思わなかった。スタッフの皆さんが本当に頑張ってくださって、『SNL』を見る目が変わりそうです。不慣れな私を温かく迎えてくださって感謝しています」と語り、周囲への感謝を繰り返した。
なお、キム・サランは現在、次回作の出演を検討中。ジャンルを問わず挑戦を続けるその姿勢に、今後も注目が集まりそうだ。
◇キム・サラン プロフィール
1978年1月12日生まれ。2000年に「第44回ミスコリア」で“真”(1位)を受賞後、女優デビュー。代表作は『シークレット・ガーデン』(2010)、『アビス』(2019)、『復讐せよ』(2021)など。