かつてNPBのオリックス・バファローズ、福岡ソフトバンクホークスでもプレーしたイ・デホの“残高告白”が、話題を呼んでいる。
最近、韓国動画配信サービス「TVING」のオリジナルバラエティ『野球代表者2』(原題)に出演したイ・デホは、「(口座には)10億ウォン(約1億円)以上ある」とコメント。ただ、「これは今年の税金を払うために取ってあるお金」と語り、スタジオをざわつかせた。
冗談のように放たれた一言だが、その裏には、これまでに数百億ウォン(数十億円)を稼ぎ出した“資産家”としての風格が垣間見えた。
イ・デホが現役時代に稼いだ収入は、韓国国内外を合わせて約400億ウォン(約40億円)に上るとされている。
2012年に海外でプレーし始めた彼は、2017年にプロデビューを飾った古巣ロッテ・ジャイアンツへと復帰。その際には4年総額150億ウォン(約15億円)という破格の契約を結んだほか、オリックス、ソフトバンク、シアトル・マリナーズでも大型契約を交わし、着実に蓄えてきた。

そのためネット上では、「イ・デホほどの人物にしては、10億ウォンの残高はむしろ少ないのでは?」という声も上がっている。
しかし、イ・デホは単なる“お金持ちの元野球選手”ではない。
「そのお金は今年の税金を払うためのもの」という発言には、毎年数億ウォン規模の納税義務を誠実に果たしているという意味合いが込められている。
だからこそ、今回の“残高告白”は、巨額の収入に見合う責任感をしっかり果たす姿勢として、多くの人に納得感を与えている。